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第10回サイエンスコミュニケーションウェビナー


サマリー

​『生物に学ぶコンピューターシステム』

パネルディスカッション

*​本文は、質疑応答の内容を村中がまとめたものです。

先生はなぜ研究の道に進まれたのですか?

会社に入ったときは、研究や技術開発の部署で働くという希望はありませんでした。入社時の配属面接で、大学で研究していた「プロセス制御をしたい」と答えたところ、研究所に配属されました。たまたま、研究所から新人のニーズがあった…という感じでしょうか。そこから研究の仕事を重ねて論文を書いていくうちに、そろそろ学位を取ってもいいかな~と。取得後に、会社もいいけど大学に移ってみようと思い始めました(笑)。

先生は研究なさるときに、
どのようにテーマを決められるのですか?

会社の場合は、あくまでも会社の利益に結び付くテーマ(課題)が与えられます。その解決法を提案して了承されれば、研究をスタートさせます。大学の場合はテーマ設定が自由ですね。どういう分野であろうが、自分の専門性(得意技)を活かすことができれば、まったく自由なんです。

先生の思われる研究者ならではの
やりがいは何ですか?

会社の場合は、まず、利益に結び付く結果がでれば一番のやりがいを感じます。その次は、論文として学会誌に掲載されると、自己満足ですが、うれしいですね。大学の場合は、論文を書いていくうちに論文賞でも取れれば、それは大きなやりがいです。また、指導している学生さんが、国際学会で論文発表をして技術力が評価され、希望する会社に就職してくれたら、これも大学人として、大きなやりがいです。

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