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第9回サイエンスコミュニケーションウェビナー


サマリー

​『'おいしさ' '健康'だけじゃない?食の魅力「機能性」とは』

パネルディスカッション

*​本文は、質疑応答の内容を三浦がまとめたものです。

研究の道に進まれたキッカケはありましたか?

私の家族が研究を仕事としていた事から、私も幼い頃から「研究って面白そうだな」と感じていたので、研究の道にすっと入れたのかと思います。実は父も機能性食品の研究をしていたのですが、「魚の油を飲めば賢くなるらしい」と、街から買ってきた臭い魚の油を無理矢理一日一杯飲まされたり、「虫歯にならない成分があるらしい」と、父が開発していた成分が入ったお菓子を食べさせられて13本虫歯になったり、というのを覚えています(笑)。このように、食品と研究が非常に身近だったのもありますし、私も幼い頃から研究に憧れがあったというのもあって、研究の道に進みました。 

研究のやりがいや楽しさについて教えてください 

私自身、なぜ効いているのか、など、「なぜ」を解き明かすのが非常に楽しく思います。なぜ葉は落ちるのか、なぜ月は欠けるのか、といった自然現象の謎に対する理由を見つけることがとても楽しい、というのがあります。あとは一人で研究するのではなく、色々な人とコラボレーションすることも楽しいことの一つです。例えば脂肪を抽出する方、それを解析する方、結果を応用する方など、様々な分野、全く違う分野の研究者と一緒になって仕事ができるのが楽しいと思う瞬間です。 

反対に、苦労されるような事はありますか?

何度やっても結果がうまく行かない、予想通りにならない、といったことは毎日のように起きますし、それが辛いといえば辛いですかね。ただ実験や研究が楽しいので、次回への解決策につながるので、苦労はしますが楽しかったという記憶はありますね。あとは恩師の方と一緒にできたので、苦労しながらも励まし合いながらできたというのはご縁に恵まれていたな、と感じます。 

企業で研究する事について、進路や先生の体験談を教えて下さい

研究する場所には、大学や国の研究機関、企業などがありますが、私が企業を選んだ理由は、研究したものをいかに世の中に発信できるか、ということに楽しさを感じていて、出た成果を皆さんに体感して頂きたいと考えた時、やはりそれが一番しやすいのは企業ではないか、と考えたからです。また研究のテーマとしてやりたいことが一番できるのは大学かもしれませんが、企業でも可能だとは思います。僕自身、一つのことに集中するよりかは、興味のあるもの全てやりたい、という性格なのですが、企業でもたくさんのことができていますしね。 

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